2017年07月28日

有島武郎旧宅


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札幌で明治の終わりから大正初めにかけて計12年ほどを過ごした有島武郎。
所々でその足跡に出会います。先日は「開拓の村」で有島ツアーがありました。
上の写真は開拓の村に移築されている旧宅。白石の豊平川沿いにあった借家でまわりはリンゴ園だったそうです。花の季節はきれいだったでしょうね(春先は堆肥の匂いがきつかったようですが)。
この家に住んだのは一年と少しながら「生れ出づる悩み」など白樺派の作家として小説を書き、息子が生まれ、遠友夜学校に力を入れ、と密度の濃い日々だったようです。
また、舎監として住み込んだという北大の「恵迪寮」も一部移築保存されています。ここも板張りに上げ下げ窓という外観です。屋根は瓦葺。札幌初期は屋根も装飾も全て木で作られているものが多いなかで瓦は珍しいです。

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「札幌芸術の森」には有島自ら設計に関わったといわれる大正2年築の旧宅が移築されています。
当時としてはモダンな珍しい外観で話題になったとのこと。腰折れ屋根、ドーマー窓、建具の凝った意匠等、その後の札幌の木造住宅にも影響があったと思われます。でも内部はほとんど和室で、当時の写真では有島も着物姿です。
たった?100年前くらい。
建物も生活もずいぶん変わりました(外壁板張り仕上は少なくなったけれどまだ現役)。
また100年後、どんな建物のたつ街になっているのでしょう。。。

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2017年07月27日

今日の古い木の家


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サッポロファクトリーの近くにて。
洋館部分は大正13年、和風の母屋は明治44年築とのことです。
とても大きな…エゾマツ?(ドイツトウヒ?)も一緒に。本当によく今まで残されているなと驚きました。家の魅力がそうさせるのでしょうね。すばらしいことです。
作家森田たま(1894-1970)の生誕の地であるということで、案内の碑が建っていました。奥のほうにある石蔵はその頃からのものということです。「石狩少女」というエッセイには札幌の街の様子が描かれているようなので一度読んでみたいです。



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2017年07月20日

星型の窓



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通りすがりに星型の窓を見つけました。
緑生い茂るなかの東屋に不思議な星型。表通りのほうから見てみると、古い茶室風の建物です。
なんとなく見覚えがあって後で「札幌の建築探訪」を見てみると「鮫島宅亭」として載っていました。茶会に招かれたお客さんのための待合、昭和8年建築とのこと。
前所有者は仏と茶を愛した風流人だったのだそうですが、星型の窓をつけるとは自由で大胆な感じがします。星マークといえば開拓使のシンボルですが開拓使とは関係ないと解説にあります。この建物が建った頃、このあたりで見る星があまりにきれいだったから星マークをつけたのでしょうか…。

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2017年07月18日

吉谷さんのお話より

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週末にガーデンデザイナーの吉谷桂子さんの講演に行きました。
イギリスで庭の勉強をされたパワフルで素敵な方です(写真には半分しか写っていませんが)。
イギリスの庭事情や銀河庭園(えこりん村)のリフォームの話などが主な内容でした。イギリスではずいぶん前から近代化が進んだ分、自然保護運動の始まりも早かったそうです。そしていまやオーガニックであることは当然とのこと。
しかし大勢のガーデナーを抱えることは難しくなってきたので、オーガニックでも手間はかけずに美しいことがポイントのようです。結果、バラが咲き乱れるようないわゆる典型的なイングリッシュガーデンはすっかり影をひそめてしまったようです。
今年のチェルシーフラワーショー(世界のガーデナーには有名らしい)で優勝した作品(上の写真でスライドに写っている)に象徴されるように幾何形態の人工物と植物を組み合わせた庭デザインが増えているとのことでした。
そして、植えっぱなしでいい宿根草、枯れ姿も楽しめる花、ほっておいてもちらかって見えないような形のもの…そんな植物たちが人気になっているようです。手間がかからなくても楽しめるというのは魅力的ですね。。。もちろんオーガニックが前提というのも。

講演の後は、吉谷さんに銀河庭園を案内して頂くイベントにも参加してきました。
ここは土がよくないので土作りからやり直していくそうです。化学肥料でなく有機肥料で土をつくったほうが生態系も豊かになってずっといいので時間はかかるけれど有機肥料を投入しながら改善していくとのことでした。講演の内容に通じるような植物選択がされているところもありました。花びらの散った後の姿や枯れ姿も役立てられていたりして面白かったです。

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(from?)born to dead というそうです。
生まれてから死ぬまで、その時々の美しさを楽しむ。
家づくりにも役立てたいような言葉です。










タグ:植物
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2017年07月11日

古い木の家


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桑園や円山近辺を自転車で走っていると、時々味のある木の家に出会います。
たいてい(ごく部分的にでも)洋風意匠が採り入れられているところがこの辺りの古民家の可愛い特徴です。そして何よりこの木の外壁や木製建具のふるび方はいいなあと思います。

でも着々と減っていっています。
先日も木の家が解体されているのを見かけました(これは土壁でした)。

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身近で古い木の家が解体されていく風景というのは、札幌に限らず、子供の頃から日本のどの街でも目にしてきました。仕方のないこととはいえ見る度に心が痛みます。すこしでも、何かを受け継いでいきたいです。



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2017年06月28日

秋野総本店薬局


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南1条通りにたつ明治34年建築の薬屋さん。
札幌ではこういう和風意匠の歴史的建築物はほとんど見かけないのでとても貴重です。しかも今も営業されているというところがすごいです。
札幌では瓦屋根はほとんど見かけませんが、金属屋根でも鬼瓦風の飾りはたいていついているようです。当初が板葺きだと木製のものがついていたり(「鬼瓦」というよりは「棟飾り」でしょうか)。
札幌軟石の蔵が隣に建っていますがこれは洋風意匠が混じっていて面白いです。
窓の上にリボン(紐?)が彫られていました。
写真右の建物も少し洋風意匠の入り口が可愛らしいです。

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こういう建物があると街歩きも楽しくなるので
がんばって長く残っていってほしいなと思います。




タグ:札幌 古民家
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2017年06月19日

庭のワイルドストロベリーなど


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上の写真の花はアケボノフウロですが、茂っている緑はワイルドストロベリーです。
ここ数年、うちの狭い庭のなかでクローバーとワイルドストロベリーの場所取り合戦になっているようです。

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人間はあまりどちらにも加担しないようにしてますが、日向では圧倒的にワイルドストロベリーが強そうです。可愛らしい見た目と裏腹に、貪欲にシュートをのばし陣地を広げていきます。日陰や踏まれることの多い場所ではクローバーががんばっています。丈夫なだけに我慢強いようです。ただクローバーは伸びすぎると草茫々な感じになるので、低く密になるように時々カットしています。

今年はワイルドストロベリーにたくさん実がついたのでジャムにしました。ラズベリーの実はこれからですがこちらもなんとなく実が多いようなので楽しみです。



エゴノキが今年も咲きました。
ほのかな香りを漂わせています。

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タグ:植物
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カーテン


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居間の掃きだし窓につけていたロールスクリーンをカーテンに取り替えました。
ロールスクリーンは見た目的にはシンプルで真壁の家の雰囲気にも合っていたと思うのですが、出入りしづらいのが難点でした。ダブルのスクリーンだったので開けるのにひと手間、そして引き違いサッシを開けるのもひと手間…。悩みましたが試しに変えてみることにしました。

カーテン地は素材感からリネンを選択しました。
カーテン屋さんにお願いして2週間くらいで仕上がりました(不器用なので手製は選択肢外…)。薄手と厚手のそれぞれごく標準的なリネン地です。
リネンは湿気で伸び縮みしたり、洗濯すると縮んだり、と自然素材ならではの特徴があるようです。
はじめから長さをぴったり揃えることも難しいらしく取り付け時から部分的に引き摺ってしまう状態でした。結局それは丈詰めして調整して頂いたのですが、また湿気の多い時期になると伸びる可能性はあるようです。
カーテンボックスはつけにくい場所なのでレールは露出です。
カーテンの横幅が広いので重かったのか、カーテンを寄せる側のレールのブラケットがすぐに曲がってきてしまいこれも直してもらいました(色々ありましたがお願いしたカーテン屋さんはしっかり対応してくださいました)。

ひとつながりのキッチンや土間にまだロールスクリーンのところがあるので今の状態はちょっとちぐはぐですが、やはり使い勝手はいいですしリネンの素材感もいいです。だんだん家全体を揃えていけるといいかなと思います。
ちなみにカーテンになって「リビング」感は増した気がします。スクリーンだとブラインドのイメージに近いせいか生活感が薄かったのかもしれません。また、色は若干濃くなっただけですが部屋の照度に影響しているようです(以前より少し暗く感じる)。

窓に求める機能は意匠のみならず使い勝手、断熱、採光、通風、プライバシー保全、防犯、と色々家のなかでも場所によって変わるので、サッシとファブリック系をどんな風に組み合わせるかも多種多様です。製品も色々なタイプがあるので決めるのも一苦労です。
ファブリック系についてはどうしても後回しになりがちなのですが、取り付け時にスムースにいくように家の設計時から方針を決めておけるといいですね。





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2017年05月19日

創成川公園


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創成川沿いは公園として散策路が整備されています。
ちょっと歩いてみると、安田侃の彫刻が置かれていたり様々な種類のライラックが植えられていたり、結構見所がありました。お天気がいいのでベンチでお昼を食べている人も。川沿いは風も通っていいですね。

札幌の一番いい季節がやってきている感じです。

タグ:札幌
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2017年05月08日

GWの花々


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GWは遠出はしませんでしたが、少しだけ花を見に行ってきました。
浦臼神社の庭がきれいだと噂になっていたのでそこに。桜やコブシ、カエデやシラカバの新芽など、道中も山々のやさしく温かな色合いにとても癒されました。
石段をずっと上がると小さな森があってそこに小さな神社がありました。その林床が一面早春の花で彩られてエゾリスもやってくるということなのでしたが、残念ながらカタクリはもうほとんど終わりでした。エゾエンゴサクはまだきれいでした。静かで気持ちのいい場所でした。

帰りに美唄の旧桜井家住宅に立ち寄りました。
開館日ではなかったので中は見られませんでしたが、庭の木々が花盛りでした。
梅、コブシ、桜がいっぺんに見られるというさすが北海道!な景色でした。

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タグ:北海道 植物
posted by tomo at 11:20| Comment(0) | 庭や緑