2019年08月19日

オホーツクの森


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道東の森へ行ってきました。
現地の製材業者さんのご厚意で森や製材の様子を見せて頂きました。
見学した森が急峻でなかったためか、枝打ち等の細かい施業はしていないためか、
なんとなくおおらかな雰囲気でした。針葉樹自体の葉色にもよるのか本州よりも明るい印象です。
少し空地ができるとあっという間に生えてくるシラカバも森を明るくしています。
(植林されたまま放置されているような鬱蒼とした森も北海道のあちこちで見かけますが。)

木は育った場所の環境によって性質が大きく左右されるようです。
こっちの斜面の木はまっすぐだけどあっちの沢の木はねじれているとか中が腐りやすいとか色々見極める眼を持つ人の存在が大切なのだけれど、そういう人はすっかり少なくなってしまったそうです。そして十把一絡げに無垢の製材は使いにくいという認識ばかり広がり、ますます無垢の木を扱える技術は廃れていってしまうという現状があるようです。
これはトドマツに限りませんが、家づくりの現場でも無垢材は反ったり割れたりするので敬遠される傾向があります。

それでも、無垢の木で作る家はとても気持ちのいいものです。
地域材というのはそれぞれに様々な特徴や個性がありますが、
オホーツクの森は暑い季節ながらもなお爽やかで、ここのトドマツ材も色白で清々しいのです。
北海道の林業地では帯広の方はカラマツが多く道東はトドマツが多く植林されたそうです。
バイオマス用のチップや集成材、合板への利用もありますが、
やはりまずはできるだけ元の木に近い姿のままで使いたい、と思います。
これから数十年の間は戦後に植林されたトドマツが伐期を迎えます。
森に感謝の気持ちを持ちながら、
木々を活かせる家づくりをしていきたいと思います。




posted by tomo at 10:36| Comment(0) | 家づくり
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